チドリミドリガイ

チドリミドリガイ

和名:チドリミドリガイ
学名:Plakobranchus ocellatus van Hasselt, 1824
撮影地:沖縄

チドリミドリガイ上科
チドリミドリガイ科
チドリミドリガイ属
チドリミドリガイ

なんとなく面白いw
平べったいのでミドリガイ系じゃないのかと水中では思いました

ちなみにチドリミドリガイは餌の海藻を食べて、葉緑体は消化せずに溜め込み利用することができることでも知られています

 チドリミドリガイは、軟体動物門 腹足綱 嚢舌目(のうぜつ)チドリミドリガイ科に属している、体長2~3cm程度のウミウシ類の一種です。最近ではクリーンエネルギーの分野が注目されていると思うのですが、サンゴ礁域の生物には太陽エネルギーを直接的・間接的に利用するものも沢山います。海草や海藻などの植物は当然ながら、(有藻性の)サンゴやシャコガイ類などもとても有名ですね。サンゴやシャコガイ類では、体内に褐虫藻が共生していて、そのエネルギーを貰っているとされています。このチドリミドリガイも葉緑体を体内に取り込むことが知られていて、餌をとらずに光合成エネルギーを使って暮らしていると言われています。写真はチドリミドリガイですが、背中が緑になっているのが分かります(この部分を中腸腺という)。ちなみに、チドリミドリガイの背中部分をこのように開いて麻酔するのはなかなか骨が折れる作業でして、四苦八苦しながら撮影したものです。

チドリミドリガイの中腸線の拡大写真をみると、粒々のようなものが多数見えます。これが取り込んだ葉緑体ということです。僕は最初、チドリミドリガイも共生藻が棲んでいるのだと思っていたのですが、調べてみるとそうではないことが分かりました。餌の海藻を食べて、葉緑体は消化せずに溜め込むのだそうです。これを「盗葉緑体」というそうです。でも、その他の部分はもう食べちゃってるし、そこから葉緑体だけ選んで消化せずに蓄える(しかも光合成機能を残したまま)という能力を獲得してるんだから、「盗む」というのはちょっと感じよく無い言い方だなという気もしますが….。あと、最近の研究では、チドリミドリガイは結構頻繁に餌海藻を食べていて、必ずしも光合成生産物に頼っているわけでは無く、非常食的に利用しているようです。そういえば海でチドリミドリガイが背中を全開にしているシーンというのを見かけたことがないのですが、それも納得のような気がします。ウミウシの仲間には、他にも餌資源から褐虫藻を獲得する種もいるようですし、武器(刺胞動物の刺胞)までもゲットする(盗刺胞)種もいるようです。なかなかのやり手さんたちですね。

ソーラーシステムをもつウミウシ:チドリミドリガイ-沖縄カニあるき

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